女同士はげに恐ろしきものにございます・・・。日々
大奥なのでございますが、今回は誰もが凍ってしまうことがございました・・・。
それは午前中のことでございます。
「Hさん、ラベル貼り手伝いましょうか?」
私が朝の郵便物を配っていたら、Hさんが宛名シールを貼っていた。彼が前からこういう細々した作業が苦手だというのは聞いていた。
(逆に私はこういう作業が好きだったりする)
手伝うのに1時間も2時間もかかるものでもなく、5分ぐらいあれば終わるものなので声をかけたのだ。
「あ、手伝ってくれる?」
「いいですよ〜」
私はシールをペタペタ貼って、Hさんはシールを台紙からはがす作業をしていた。流れ作業ですぐに終わった。
「切手か、メール便シールか貼りますか?」
乗りかかった船だ。切手貼るのもすぐなのでそう提案した。
「あ、そうやなぁ〜」とHさん。どっちにしようかと話していた。
そのとき、サッと手が伸びてきて封筒を持ち去られた・・・。誰にって?大奥総取締役にですよ〜。前回のリアル大奥の局はまだかわいいもので、総取締役となるともう・・・
私とHさんは唖然・・・。そのあとがまた凍りついた。
「わかばさん!」
「はい?」
「こっち(うちの島)の仕事はしなくていいから、そっち(自分の島)の仕事をして!!」
「あ、はい」
周りはシーーン・・・。同僚は斜線の入ったちびまるこちゃんのように顔を引きつらせていた。男性社員は聞かなかったふり。
その後、総取締役が席を立ったあとに・・・。
「今日、触らぬ神に祟りなしですよ」とTさん。
「・・・・・」無言で固まる数人。
私はというとムキーッ!!ハラワタが煮えくりかえって仕事にも精が出ました。分厚い冊子をシュレッターにかける作業があったのだけど、人間シュレッターと化していた。
私はHさんの仕事だと思って手伝っただけ。ババァの仕事とは思ってなかった。礼を言ってくれとは思わんけど、批判されるようなことはしてへんわっ!!
ババァーーーーーッ!!
鏡見て気付かないのかな?自分が鬼のような顔してるってことに・・・。人の振り見て我振り直せとはよく言ったものだ。ああはなりたくない!!ほんとにそう思った。